ピロリ菌の検査は病院じゃなくてもできる!
胃痛・胃がんの原因となるピロリ菌ですが、現在では自宅でも手軽に検査することができるようになりました。誰でも簡単に行えるピロリ菌検査について、分かりやすく解説しています。
胃の症状があったら、自宅でピロリ菌検査を!
ピロリ菌は早期発見・早期治療が大切

ピロリ菌は胃がんを初めとする様々な病気を引き起こす細菌で、知らない間に胃の壁を破壊し、どんどんと悪化してしまうのが特徴です。
非常に怖い存在でありながら、症状が胃もたれ、胃痛、吐き気などのよくある症状のため、放置されてしまいがちなのが現状です。
ピロリ菌は抗生物質の薬を飲み除菌を行うだけで、不快な症状を改善するだけでなく、胃がんの発生を予防することができますから、大きな病気へと発生する前に、早めに発見し対処することが非常に大切なのです。
ピロリ菌の検査は、従来は病院に行かなければなりませんでしたが、実は現在では郵送検査キットを使用して、自宅にいながら簡単に検査を行うことができるのです。
自宅でできるピロリ菌検査とは?
1.ピロリ菌検査
これは自分の胃の中に、ピロリ菌が潜んでいないかを確認する検査です。
ピロリ菌が潜んでいると、それを退治しようとして体がピロリ菌用の「抗体」を出します。
その抗体が出ているかどうかを、尿から調べることができるのです。
ピロリ菌の郵送検査も、自宅で尿を取るだけですので非常に簡単です。
胃の症状に悩まされている方は、まずピロリ菌検査から始めてみるのがおすすめです。
2.胃がん検査
ピロリ菌によって発症し、胃がんになる可能性の高い「萎縮性胃炎」を発見するために、血液中の消化酵素の原料(ペプシノゲン)の分泌量を測定します。
血液検査を行いますが、安全に使用できる使い捨ての専用器具を使って指先に小さな傷を作り、血液を数滴採取するだけですので、非常に簡単です。
胃の症状に悩まされており、さらに以下に当てはまる方は、ピロリ菌検査と一緒に行いましょう。
- 暴飲暴食を頻繁にする
- しょっぱいものや刺激物が好き
- タバコを吸う
- ストレスが多い
※ただし、胃の手術をした方、腎臓に病気を抱えている方、一部指定の薬を服用している方は受けられません。
郵送検査と病院ではどちらがお得?

病院は平日の空いている時間に受診し、診察・検査を含め1~2時間ほど時間がかかってしまいます。
さらに、ピロリ菌や胃がんの検査結果はその場でわかりませんので、改めて病院を受診しなければなりません。
郵送検査キットは、自宅に検査用のキットが送られてきますので、仕事から帰った後や家事の合間など、自分の手の空いている時間を使って検査を行うことができます。
また、検体採取自体も非常に簡単に行えますので、かかる時間はたったの数分です。
検査結果は自宅に送られてきますので、結果を聞くためだけに病院に足を運ぶ必要がないので、忙しい方にもオススメです。
検査料金は健康保険がきかないので、病院で受けるよりも多少割高ではありますが、時間をほとんどかけずに精度の高い検査を受けられるということを考えると、郵送検査の方が非常にお得です。
万が一、検査で思わしくない結果が出た場合でも、看護師・保健師によるアフターフォローが受けられますし、希望があれば専門医も紹介してもらえますので、安心です。